しろいおしっこ

てきとうです

【FateHFネタバレ】ありがとうufotable

 

※本記事はFate HFルートの原作、劇場版1.2章、最終章の展開のネタバレを存分に含みます。

 

見たくない人はブラウザバックしてください。

 

 

 

 

 

 

 

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterflyを二回見ました。

タイトル長い。

マジですごい映画です。

この気持ちを記事にします。

 

 

 

箇条書きですが印象に残ったところ

 

 

 

 

 

◯図書室の慎二VS士郎、凛のところ

 

凛が助けに来たところの桜の表情よ。

憧れだけど、一度も姉と呼んだことのない人が助けに来てくれた時の表情。すげえ良かった。

だからこそすぐ後の凛の「今日はずっと士郎と一緒にいた」ってセリフで自分の中のヒーローで、なんでもできる姉に士郎までも取られると感じたときの不安げな表情との落差がすごい。

 

あとメデューサの石化の魔眼発動シーン。

最初は「ルルーシュのギアスみたい」って思ってごめん。血管の中の血球まで石化するシーン良かったよ。やっぱりギアスのシーンに似てるけど。

 

あとああいうシーンのエミヤってくそかっこいいですよね。

なんだろう、事情をある程度把握してるから頼りになるからかな。

 

 

 

 

バーサーカーVSセイバーオルタ

 

多分前作のランサーVS真アサシン的な見せ場。

その前のイリヤと臓硯の会話も良かったですね。

【子供の姿のままのイリヤ】と【蟲に身体を喰われても必死に生き長らえる臓硯】の対比。

 

バーサーカーとオルタの戦いの作画は平成最高の作画のシーンになると思う。

5秒間に900枚とか描いてるらしいですね。人間業じゃない。

 

5次鯖トップのパーサーカー(個人的に思ってます。次にセイバー)と無尽蔵の魔力でエクスカリバー連発のオルタ。

セイバーって味方のときはわりとすぐ敵地に突っ込んだり燃費悪かったりするのに、敵に回ると絶望感すごいよね。

 

あと一章のとき、素のセイバーがバーサーカーにパンチされてましたけど、その仕返しか、オルタがバーサーカーにアッパーしたところエモい。

 

んでバーサーカー倒したオルタのバイザーが割れて顔が見えるシーン。

セイバーに似ているけど雰囲気が全然違う。でも似ているけど間違っていてほしいっていう士郎の望みを折りに来てましたね。

 

そのあとの片腕なくなった士郎にアーチャーが自分の腕移植するシーン。

「達者でな、遠坂」UBW見てたらこのシーン熱いよね。

 

 

 

◯士郎が桜を殺しに行くシーン

 

桜を殺さないと街中の人たちが桜に殺されると知った士郎が包丁を持って桜を殺しに行くシーン。

 

「凍らせた心で暖かな夢を〜」っていう士郎の独白シーンは鉄心ENDの示唆ですかね?

 

桜との今までの思い出が頭をよぎった士郎は泣きながら殺せないと悟って部屋を去り、実は起きてた桜が目を開けますが、原作だと泣かないし、起きてた桜は士郎に「どうして殺さないんですか?」ってその場で話しかけますよね。

個人的には士郎の苦悩が伝わってくる良改変だったと思ってます。

 

 

 

 

◯改変シーン

 

 

 

 

・大河が桜に切嗣のことを話すシーン

 

ここめっちゃよかった。ここめっちゃいい。

 

このルートって桜の次くらいにイリヤが重要なんですよね。

「正義の味方を貫くために大事な人を捨てた人間」の切嗣とその養子の士郎を殺すことを目標にしていたイリヤが、「大事な人のために正義の味方である理想を捨てた人間」であるHFの士郎のために、身代わりになるルートですから。

 

で、ここの追加シーンで大河が桜に「切嗣がしょっちゅう外国へイリヤを迎えに行っていた」ことを話してイリヤはそれを扉越しに聞いて知る。

HFルートってノーマル、トゥルー、鉄心って大まかな3つの結末がありますけど、これはトゥルーでしょうね。

個人的には鉄心がすごく見たい。

 

 

 

 

 

 

 

ここから数少ない不満点です。

 

 

 

 

 

◯凛とイリヤと言峰のシーン大幅カット。

 

イリヤは前述のシーンもあるし、大事なところはきちんと描いてくれそうな気はしてる。

 

一番不満だったのが凛のシーンのカット。

特に凛と士郎の絡み。映画の尺がある以上仕方ないけどね。原作でも一番長いルートだし。

 

中盤、桜が元凶と知って、桜を殺さない士郎と殺すべきっていう凛で分かれますよね。

その考えのまま同棲生活が結構な時間続くわけです。

 

あそこって「桜は悪くない、臓硯が悪い、憎い」っていう士郎の意思と

「桜を殺してでもこの事態を終わらせる」っていう凛のかたい意思を感じれると思うんですよね。

 

だからこそ臓硯のせいで身体をめちゃくちゃにされた桜の悲劇性と

ラストの凛VS桜でギリギリのところで桜を殺せなかった凛のシーンの美しさが際立つ。

 

そのへんの動機付けというか、視聴者への植え付けが少し弱かったかなぁ。

 

 

 

◯セイバールートを映像化していないこと、凛ルートから時間が経ち過ぎた。

 

 

原作ゲームってセイバー→凛→桜って順番でしかルート攻略できないんですよね。

なのでこの映画もその2ルートを見た上で、2ルートの記憶が新しいうちに見るべき。

 

原作プレイヤーなら大多数の人が感じた

聖杯戦争というシステムの崩壊」

「セイバーがあっけなく脱落して敵に回る」

「ライバーのマスターは実は桜」

「前2ルートでラスボス張ってたギルがあっさり敗北」

「言峰と協力関係を結ぶ」

等々の異質さに対する驚きが少ない。

これも仕方ないことだけど。

 

まぁ厳密にいえばセイバールート(らしきもの)は何年も前に映像化されているけど。

興味がある人だけみればいいんじゃないかな。

 

ちなみにフェイスっていうパロAVも映像化されてる。

主人公が衛宮士郎でなく間宮ゴローだったり、サーファーの甲冑がどう見てもビニール被ってるだけだったり、青タイツことランサーのパロディのランザーがマジで全身青タイツだけど。

興味がある人も見ない方がいい。

 

 

 

 

 

◯最終章にむけて

 

まず予告

凛&桜

士郎&イリヤ

ライダーVSセイバーオルタ

ここが出て来たからイリヤ関係はきちんと描いてくれると期待してる。

 

ライダーVSセイバーオルタと言峰VS真アサシンはとてつもない作画になりそう。

 

 

あと終盤の大空洞で黒桜に士郎が歩いて寄って行くシーン。

完全に今回の雨のシーンと被せて涙誘ってくる気満々ですよね。

 

2020年春公開らしいけど、何回延期してもいいから満足いく出来のものを作ってくれ(欲を言えばホロウの映像化も頼む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◯余談

 

一章の【アサシンの中から真アサシンが生まれて、キャスター陣営が殺されるシーン】あるじゃないですか。

 

あそこめっちゃ大事なシーンで、後から駆けつけた士郎がルールブレイカーを見ているんですよね。

ここでルールブレイカーを見ていることで桜を対してルールブレイカーを使って元に戻すっていう当時僕がゲームで見てビックリしすぎて目玉飛び出たシーンに繋がるじゃないですか。

 

 

でも劇場版一章だとこないんですよね、士郎。

 

 

視聴当時は「これどうすんの??」って思ってましたけど、その後操り人形にされたキャスターが使ってきましたね。ホッとしたけど見てて焦った原作プレイヤーは他にいませんか???

 

 

 

 

 

◯さらに余談

 

鉄心ENDってありますよね。

桜を殺すことを選んだ士郎が心を捨てて、凛もイリヤも殺して聖杯戦争を勝ち抜くであろうルート。

エミヤオルタの元であろうルート。

 

あれどうやって勝ち抜くんですかね?

セイバーオルタはまぁ、桜が死んだことによって消えるとしても、アーチャー、バーサーカー、真アサシン、ライダー(桜が死んだ時点でどうなるかわからん)、ギルガメッシュ(参加するかわからん)がいますよね。

 

しかもアーチャーは桜の件が済んだことで本来の目的の士郎殺害を企てるだろうし、士郎は投影するという発想がない絶望的な状況で。

 

 

これってトリビアになりませんか?

 

 

 

 

◯もう一個余談

 

カニファン面白いから見て(消されるかも)

 

https://youtu.be/GtaLQBa3btg

 

 

 

 

 

◯最期に

 

ぼくはFateシリーズで一番好きなヒロインが桜ちゃんなので、初見時には本当に重い気持ちになりました。

多分未プレイの人も映画で同じ気持ちになってると思います。

 

でもこのルートを含めて桜が好きになりました。

 

桜の胎内に永住したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり!!!